真空引きとポンプダウンの違いを徹底比較|空調設備工事の必須技術を名古屋・愛知の専門業者が解説
愛知県春日井市を拠点とする株式会社本陣冷機工業は、東海3県(愛知県・三重県・岐阜県)で冷媒配管工事をメインに空調設備工事を行っております。
業務用エアコンの取り付けには、真空引きとポンプダウンという2つの重要な技術が必要です。
名古屋市や春日井市周辺で空調設備工事の協力会社をお探しの企業様や一人親方の皆様に向けて、これらの技術の違いと正しい施工方法を詳しく解説いたします。

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真空引きとは?冷媒配管工事の基礎知識
真空引きとは、業務用エアコンの取り付け工事において、冷媒配管内の空気や水分を完全に除去する作業です。
配管内に空気や水分が残ったまま冷媒を充填すると、冷却効率の低下や機器の故障につながります。
名古屋市や春日井市の商業施設や工場では、年間を通じて安定した空調性能が求められるため、真空引きは欠かせない工程となります。
真空引きの目的と重要性
真空引きを行う主な目的は、冷媒配管内の不純物を徹底的に除去することです。
配管内に空気が残ると、冷媒と反応して酸化や腐食を引き起こし、圧縮機の寿命を縮めます。
また、水分が残ると冷凍サイクル内で凍結し、膨張弁の詰まりや配管の破損を招く可能性があります。
春日井市の工業団地や名古屋市のオフィスビルでは、業務用エアコンが24時間稼働するケースも多く、初期施工の品質が長期的な運用コストに直結します。
「参照:国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(機械設備工事編)」
真空引きの正しい手順
真空引きは、真空ポンプとゲージマニホールドを使用して実施します。
まず、冷媒配管と室内機・室外機を接続した後、ゲージマニホールドのホースを真空ポンプに接続します。
真空ポンプを起動し、配管内の圧力を-0.1MPa(-101kPa)まで下げ、この状態を15分以上維持します。
名古屋市や春日井市の現場では、気温や湿度により真空引きの所要時間が変動します。
特に梅雨時期や夏季の高温多湿環境では、配管内の水分除去に時間がかかるため、十分な真空引き時間を確保することが重要です。
真空ポンプを停止した後、圧力計の針が動かないことを確認します。針が上昇する場合は配管接続部からの空気漏れが疑われるため、再度接続部を確認し、真空引きをやり直す必要があります。
ポンプダウンとは?冷媒回収の必須技術
ポンプダウンとは、エアコンの移設や取り外し時に、配管内の冷媒ガスを室外機に回収・封じ込める作業です。
環境省が定めるフロン排出抑制法により、業務用エアコンの冷媒を大気中に放出することは法律で禁止されており、適切なポンプダウン作業が義務付けられています。
ポンプダウンの目的
ポンプダウンの主な目的は、冷媒の大気放出を防ぎ、環境保護とエアコンの効率的な運転を維持することです。
フロン排出抑制法では、第一種フロン類充塡回収業者の登録を受けた事業者のみが冷媒の回収作業を行えます。
愛知県内では、春日井市や名古屋市の商業施設や工場でエアコンの入れ替え需要が増加しており、適切な冷媒管理が求められています。
当社は愛知県、岐阜県、三重県の第一種フロン類充塡回収業者として登録しており、法令に基づいた適正な冷媒回収を実施しております。
ポンプダウンの実施手順
ポンプダウンは、エアコンを冷房運転させた状態で実施します。
まず、室外機の液側バルブを閉じ、圧縮機が配管内の冷媒を室外機に吸い込むのを待ちます。
圧力計で低圧側の圧力が0.1MPa以下になったことを確認したら、ガス側バルブを閉じて電源を切ります。
この作業により、配管内の冷媒が室外機内に封じ込められ、取り外し時の冷媒漏洩を防ぎます。
春日井市や名古屋市の現場では、取り外し後のエアコンを再利用するケースも多く、冷媒を適切に回収することで再設置時のコスト削減にもつながります。
真空引きとポンプダウンの違いを徹底比較
真空引きとポンプダウンは、どちらも空調設備工事に不可欠な技術ですが、実施するタイミングや目的が大きく異なります。
名古屋市や春日井市で業務用エアコン工事に携わる協力会社や一人親方の方々は、両者の違いを正確に理解することで、より高品質な施工が可能となります。
実施タイミングの違い
真空引きは、業務用エアコンの新規設置時や配管交換時に実施します。
配管を接続した直後、冷媒を充填する前に行う作業です。一方、ポンプダウンは、エアコンの移設や取り外し時に実施します。
機器を撤去する前に、配管内の冷媒を室外機に回収する作業です。
春日井市の工場や名古屋市の商業施設では、設備更新に伴うエアコンの入れ替えが頻繁に発生します。このような現場では、真空引きとポンプダウンの両方の技術が求められます。
使用機器と所要時間の違い
真空引きでは真空ポンプとゲージマニホールドを使用し、配管の長さや太さにより15分~30分程度の時間がかかります。
対して、ポンプダウンはエアコン本体の圧縮機を利用するため、特別な機器は不要ですが、冷房運転中に実施するため5分~10分程度で完了します。
「参照:一般社団法人日本銅センター 冷媒用被覆銅管の製品・規格・施工」
真空引きは「設置前」、ポンプダウンは「取り外し前」に実施する作業です。
両方とも業務用エアコンの長期安定稼働と環境保護に欠かせない技術であり、東海3県で空調設備工事に携わる協力会社には必須のスキルとなります。
名古屋・春日井市で求められる施工品質
愛知県春日井市や名古屋市を中心とした東海3県エリアでは、製造業の集積地としての特性や、夏季の高温多湿、冬季の乾燥した気候条件により、高品質な空調設備工事が求められています。
当社では、地域の気候特性を熟知した施工を実施しております。
東海地方の気候特性と空調設備
名古屋市や春日井市を含む愛知県中部地域は、夏季は高温多湿、冬季は乾燥した寒さという気候特性があります。
特に夏季は35度を超える猛暑日が増加しており、業務用エアコンへの負荷が高まっています。
このような環境下では、真空引きとポンプダウンの確実な施工が、エアコンの長期安定稼働に直結します。
春日井市の工業団地では、工場内の精密機器を保護するため、年間を通じて一定温度を維持する必要があります。
また、名古屋市の商業施設では、快適な店舗環境を提供するため、冷房能力の維持が重要です。
配管内に水分が残ると、冬季の低温時に凍結し、春先の運転開始時にトラブルが発生するリスクがあります。
協力会社に求められる技術力
当社では、東海3県で冷媒配管工事や空調設備工事に携わる協力会社や一人親方の皆様との連携を重視しております。
名古屋市や春日井市の現場では、真空引きとポンプダウンの両方を正確に実施できる技術力が必須です。
特に重要なのは、国土交通省の公共建築工事標準仕様書に準拠した施工と、フロン排出抑制法を遵守した冷媒管理です。
2級管工事施工管理技士や冷媒フロン類取扱技術者、第二種電気工事士などの資格保有者は、現場での信頼性が高く、協力関係を構築しやすい傾向にあります。
愛知県春日井市や名古屋市周辺で業務用エアコン取り付けや冷媒配管工事の協力業者をお探しの企業様、また空調設備工事の技術を活かして活躍したい一人親方の方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
確実な施工技術で東海3県の空調環境を支える
真空引きとポンプダウンは、業務用エアコンの設置と撤去に欠かせない技術です。
真空引きは配管内の空気と水分を除去し、エアコンの冷却性能を最大限に発揮させます。
ポンプダウンは冷媒を適切に回収し、環境保護と法令遵守を実現します。
株式会社本陣冷機工業は、昭和55年の創業以来、愛知県春日井市を拠点に東海3県で冷媒配管工事を中心とした空調設備工事を手掛けてまいりました。
2級管工事施工管理技士、冷媒フロン類取扱技術者、第二種電気工事士の資格を保有し、国土交通省の標準仕様書とフロン排出抑制法に準拠した確実な施工を提供しております。
名古屋市や春日井市をはじめとする東海3県エリアで、高品質な空調設備工事の協力会社をお探しの企業様、また業務用エアコン取り付けの技術を活かして活躍したい一人親方の方々との連携を心よりお待ちしております。
株式会社本陣冷機工業
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